今回はシンスプリントについてです。
シンスプリントとは?
シンスプリントは陸上選手の中でも長距離選手や、サッカー選手など走ることが多いスポーツで、中学生や高校生によくみられスネの内側が痛くなる症状のことを言います。
スネの内側の骨の名前を脛骨(けいこつ)と言います。
スネの外側にある細い骨を腓骨(ひこつ)と言います。
運動時や運動後に赤い線の脛骨内側中下1/3付近に痛みがあったらシンスプリントだなと思って下さい。😅
シンスプリントは脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)とも言います。
シンスプリントの主な原因
シンスプリントの主な原因はランニングやジャンプを繰り返すことでオーバーユース(繰り返しの負荷)により、後脛骨筋、ヒラメ筋、長趾屈筋等の筋肉が過度に骨膜を引っ張り筋肉と骨膜の間にストレスが生じ骨膜炎を発症します。💦
オーバーユース(繰り返しの負荷)の主な原因
・後脛骨筋 ヒラメ筋 長趾屈筋の柔軟性の低下 ・股関節 膝関節 足首の柔軟性の低下
・足首のアライメントの異常 ・アスファルト等の硬い路面での練習
シンスプリントは足関節のアライメントの異常との関係が強いと言われています。
アライメントとは体で言うと正しく配置された骨の位置。関節や筋肉の働きを正常に使うことができる最適な位置関係にあることです。
簡単に言うと扁平足(回内足タイプ)で痛くなる人とハイアーチ(回外足タイプ)で痛くなる人とに大別できます。
扁平足(回内足タイプ)
扁平足の人は土踏まずがありませんよね?😅
ちょっと難しく言うと内側縦アーチの低下と言います。その内側縦アーチの低下に伴う筋肉の過伸張が原因になります。
扁平足(回内足タイプ)の人は広い範囲で痛みが出る場合が多いです。
ハイアーチ(回外足タイプ)
ハイアーチの人は踵をついた時、下腿は外旋し膝を含めた大腿部が内旋するので捻りが生じストレスが脛骨に伝わり痛みを発症します。
ハイアーチ(回外足タイプ)の人は限局した痛みが出る場合が多いです。
シンスプリントといっても発症の原因は違ってくるんです。‼️
シンスプリントの治療
痛い部分は炎症を起こしているので氷嚢などで毎日最低20分はアイシング‼️
後脛骨筋 ヒラメ筋 長趾屈筋の柔軟性改善ストレッチ‼️
扁平足の人には扁平足を改善するための後脛骨筋の筋トレ‼️
扁平足にはテーピングも有効です‼️
ハイアーチ(回外足タイプ)の人は踵の回外接地に対してのアプローチ‼️
シンスプリントになる人は足関節や股関節が硬い場合が多いので足関節、股関節の可動域改善ストレッチ‼️
シンスプリントは扁平足かハイアーチかで治療、アプローチの方法が変わってきます‼️
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