突き指とは指先に物が当たったり、引っかかったり、また指をぶつけたりして起こるケガを、突き指といいます。症状としては、関節に腫れと痛みがある、指先が曲がって変形する、指先を完全に伸ばすことができない等が挙げられます。
突き指はスポーツ外傷ともいわれるように、球技やボクシングなどの指を痛めやすいスポーツで多発する怪我です。指がボールや相手の体などの固いものに当たり、本来の可動域を外れるため痛みが生じます。
「バスケットボールでは1番目に多い」怪我で、「バレーボールでは6番目に多い」怪我といわれています。
突き指病院に行く目安
突き指したけど、ほっかとけば治るわ~
ダメダメ!!十分な治療を受けないと、指の形状が歪になってしまうことがあるよ。また骨折を伴う場合もあるため初期処置を受けることがおすすめです。
じゃ、突き指したらどうすれば。。。
応急処置として指を冷やしてください。RICE処置を有効なので一緒に見てみましょう。
RICEってごはん!?
スポーツや作業をしている時などによく起こるのが突き指です。また医療機関を受診すべきか迷う時もあるかと思います。今回はケガの中でも起こりやすい突き指について、症状や応急処置、やってはいけないことなどについてお書きします。
突き指の応急処置は安静にし、痛みがあるときは、無理に動かさず、痛みのある指を冷やしましょう。指を冷やすときのポイントは洗面器やボールなどに氷水をいれ、直接指を入れて冷やします。入れ物がないときは、ビニール袋に氷を入れて、指を挟むように冷やしましょう。指を冷やす際には凍傷に注意しましょう。くれぐれも氷で直接患部を冷やしたりすることはさけましょう。氷がなければ流水でもかまいません。患部を心臓より高い位置におくのも効果的です。
また応急処置として覚えておきたいのが、RICE処置です。RはRest(安静 あんせい)、IはIcing(冷却 れいきゃく)、CはCompression(圧迫 あっぱく)、EはElevation(挙上 きょじょう)です。指の腫れが引かないときは指を固定できると良いです。ポイントは適切なサイズの副子(ふくし 患部を安静にするための固定具)を当てて、伸縮性包帯やテープで固定します。適当な副子がない時はダンボール等で代用しましょう。伸縮性包帯やテープを使用して固定する際にはくれぐれもしめすぎに注意をしてください。あくまでも添えてあげることが大事ですので、しめすぎると末梢の血流不全をおこしてしまいます。してはいけないことは指をむやみに引っ張ったり、患部をもんだりはしてはいけません。
突き指は、放っておけば治ると思っている方もいますが、十分な治療を受けないと、指の形状が歪になってしまうことがありますのでスポーツ外傷専門の接骨院を早期受診をおススメいたします。
突き指治し方
接骨院は薬の処方や外科的手術などの医療行為は行えません。そのため接骨院では、痛みを取り除く処置や、人間の体に本来備わっている回復力を補助する処置などが中心になります。
施術の基本は応急処置同様、患部を冷やし、テーピングやギプスで指を固定することです。これは、患部を動かすことによる痛みや炎症を軽減するのが目的です。患部を固定し安静にすることで早期回復も促されます。一般の方などが行う応急処置とはもちろん異なり、高い技術を持ったプロによる適切な応急処置ですので精度が高く、回復効果もより期待できる施術となっています。
症状が落ち着いてきたら、回復の段階に合わせて、電気治療やマッサージなどを行い、腱や指の筋肉にアプローチして自然治癒力を引き出す施術を行うこともあります。
また、突き指をした手を長い期間使っていないと、ふとしたことがきっかけでまた指を痛めてしまうことも。そのため接骨院では、突き指後のリハビリも重視しています。
突き指で最も重要視すべき点は、指先が下に垂れている状態です。
この場合は、治癒しにくい骨折を引きおこしている可能性が高いためレントゲンなどの精密な検査を必要とする場合が多いです。もし突き指が骨折など重症の可能性があれば、レントゲン撮影により骨の状態を見ることが必要になります。その場合は、医療機関を紹介いたします。
突き指は、ささいな出来事で発生しますが、骨折を伴う場合もあるため初期処置を受けることがおすすめです。
突き指は、以下の図のように複合的な損傷を伴う場合があるため注意しましょう。
突き指の場合、治療期間が1週間~2週間で良くなる場合がほとんどなので、最初の検査はしっかりと行なうようにしましょう。
突き指テーピング巻き方
- 強く巻くと、圧迫され、血行障害や循環障害を起こす可能性があります。
- 指先が締まって痛い、指先の色が赤黒くなるといった症状が出る場合は速やかにテープをはがしてください。
- テープをはがす際は、皮膚を押さえながら、体毛の流れに沿ってにゆっくりはがしてください。
- かゆみや発疹などの症状があらわれた際には、速やかにテープをはがしてください。
- ボディクリーム等を使用していると、テープが粘着しにくい場合がございます。
突き指防止テーピング(バスケ・バレーボール)
突き指防止のテーピングの巻き▶▶
突き指テーピング治し方のまとめ
- 突き指とは、指本来の可動域を外れるスポーツ外傷です。
- 突き指病院に行く目安は、十分な治療を受けないと指の形状が歪になってしまう恐れがあるため、スポーツ外傷専門の接骨院を早期受診したほうがいい。
- 突き指治し方は、患部を冷やし、テーピングやギプスで指を固定。回復の経過を見ながら、電気治療やマッサージなどを行い、腱や指の筋肉にアプローチして自然治癒力を引き出す施術を行う。
- 突き指テーピング巻き方は、強く巻くと、圧迫され、血行障害や循環障害を起こす可能性があるので専門的知識が必要です。
山下接骨院ではスポーツ障害に対する施術も行っているため、突き指の施術経験も豊富です。突き指の痛みやリハビリに不安がある方は、山下接骨院へお越しください。
当院では、常に患者さま第一であることを心がけています。
スポーツ外傷(障害)の専門の接骨院として、「突き指」の詳しく診断・提案可能ですのでお気軽にお問い合わせください。患者さまのお悩みを第一に解決し、ご希望を叶える最新の施術とアフターケアをご提供いたします。